今思うと少しおかしかった客先常駐での話1
今回は初めて客先常駐した時の話です。
客先に常駐するまでの話
新人研修が終わって部署に配属されました。
配属後はトレーナーの方から「特に新人にやらせることないなー」と言われながらサーバの構築をOJT研修として一週間ほど行いました。
※ちなみにこの研修後は一回もサーバ構築したことありません。暇を持て余した新人への研修としてトレーナーがなんとか絞り出した研修みたいです。
この時よくわかっていなかったのですが、私が配属された課の人たちは皆客先常駐していて、私だけ自社内にいたみたいです。上長の顔も知りませんでした。
とまあ一週間かけてサーバを作り終えた時、上長から急に電話があり、「来週から〇〇で客先常駐だから」との連絡がありました。
常駐先は大手ベンダーのビルでした。都道府県レベルでの移動であり、私の住居もすでに決められていました。「今日からここがお前の部屋だ」と言われて、刑務所と変わらんなと思ったことを覚えています。
配属後はこんな感じで一週間で客先常駐(実質転勤)が決定しました。
客先常駐して「これおかしくない?」と思った話
1.休み時間がなぜか短かった
自社では昼休みが12:00~13:00まで1時間ありましたが、常駐先ではなぜか40分でした。客先でのルールに従えよって思われる方もいるかもしれませんが、ちょっと事情が違います。
お客さんも休み時間は1時間と言っていたのですが、上長の判断で私の会社は40分になっていました。
理由は、プロジェクトが炎上しているから。削った20分で少しでも仕事を進めたかったようです。
ただし、このルールがいつの間にか常態化して、私がこの客先にいた5年間プロジェクトの炎上具合に関わらずずっと休み時間は40分でした。
2.インターネットを使わせてもらえなかった
客先はきちんと申請さえすればインターネット使わせてもらえる環境でした。
実際に私の先輩や上長はインターネットを使っていました。
ですが、私は申請を出してもらえず、そこから4年以上インターネットを使えない環境で仕事していました。ちなみに理由はセキュリティ事故とか起こしたらやばいからでした。
コマンドやSQLがわからないときは一度離席してスマホで検索して調べてました。
3.SEの経験年数を偽っていた
当時行なっていたプロジェクトは私の会社が初めて参画する業界の案件でした。
なので、当然わからないことだらけ。仕事でわからないことを先輩に聞いても「俺も分からないから調べて」とよく言われてました。
いくら調べても埒があかないので、他社の方に質問行こうとしたとき上長から「お前SE経験3年ってことになってるからその辺気をつけて質問しろよ」と言われました。
どうやらS経験がそれ何りにあるメンバーで固めてるから取れた案件らしい。
この件に関しては、調べると色々と記事が見つかるので、よくある話なのかもしれない。
これで身につけたこと
おかげさまで休み時間が40分でも耐えれる体になりましたね。
自社に帰ってきて、休み時間が60分になったときは「休み時間長すぎ!!」っとかなり喜んだもんですよ。
コマンドやエラー内容についてもかなり詳しくなりました。調べれば分かるようなことも暗記しておかないと生きていけないので。
自社のビジネス事情にもある程度詳しくなりましたね。
今思うとおかしかったことはたくさんありましたが、おかげさまで甘ったれた学生気分は一瞬で吹っ飛びましたね。と思わないとやってられない。
次回は客先でのOJT経験を書こうと思います。